懐中電灯のことをアメリカ英語でフラッシュライト(FlashLight)と呼びます。
しかし、日本のフラッシュライトマニアの間では暗黙の了解で、
フラッシュライトとは、海外(米・独・中)メーカーのタクティカル系ライト、
懐中電灯とは、国内メーカーの「暗い」ライト、を意味します。
日本のフラッシュライトのレベルは30年前のレベルです。
光源がキセノンやクリプトンなど電球が主流だったころまでは良かったのですが、
マグライトやシュアファイアのようなタクティカルライトが市場に出回り始めた辺りで、性能が海外メーカーの製品に追いつかなくなり、マーケティングに失敗した結果、LED化こそしましたが、それ以上の進化がありませんでした。
理由は、先の記事で述べたとおりで、
しかし、日本のフラッシュライトマニアの間では暗黙の了解で、
フラッシュライトとは、海外(米・独・中)メーカーのタクティカル系ライト、
懐中電灯とは、国内メーカーの「暗い」ライト、を意味します。
日本のフラッシュライトのレベルは30年前のレベルです。
光源がキセノンやクリプトンなど電球が主流だったころまでは良かったのですが、
マグライトやシュアファイアのようなタクティカルライトが市場に出回り始めた辺りで、性能が海外メーカーの製品に追いつかなくなり、マーケティングに失敗した結果、LED化こそしましたが、それ以上の進化がありませんでした。
理由は、先の記事で述べたとおりで、
日本人には、先の記事の冒頭で紹介した平時における危機管理の基本(心構え)がないからです。
そのため、低価格が最優先事項となり、メーカーもその状況に甘んじ、フラッシュライトの存在意義を忘れ、安価で単純なライトの開発しかしなくなったのです。
フラッシュライトは、平時で使う事は稀かもしれませんが、来るべき有事に備える必要があるのではないでしょうか。
そして、国内メーカーのライトは有事では、ほとんど役に立ちません。
多くの方が非常時の懐中電灯として思い浮かべるのは、
A.単1電池4本タイプ
B.単1電池2本タイプ
のどちらかだと思います。
どちらも1,000~2,000円で入手可能です。
ブレーカーが落ちた、台風で電線が切れて一晩暗闇の閉ざされた、
そのため、低価格が最優先事項となり、メーカーもその状況に甘んじ、フラッシュライトの存在意義を忘れ、安価で単純なライトの開発しかしなくなったのです。
フラッシュライトは、平時で使う事は稀かもしれませんが、来るべき有事に備える必要があるのではないでしょうか。
そして、国内メーカーのライトは有事では、ほとんど役に立ちません。
多くの方が非常時の懐中電灯として思い浮かべるのは、
A.単1電池4本タイプ
B.単1電池2本タイプ
のどちらかだと思います。
どちらも1,000~2,000円で入手可能です。
ブレーカーが落ちた、台風で電線が切れて一晩暗闇の閉ざされた、
程度の有事なら、これらが1本あれば充分かもしれません。
しかし、原発が停止して1ヶ月以上電力の供給が滞った、または計画停電で向こう3ヶ月は夜間の電力が停止されるとなった場合、果たしてA・Bを1本ずつ所有しているだけで、まかなえるでしょうか。
答えは、否です。
私が考える有事に備えたフラッシュライトの条件とは、
1.軽くて丈夫、かつ必要な性能(明るさetc.)を有していること、
2.使用目的に合わせて、かつ予備を含めて複数本準備しておくこと、
3.性能に見合った価格に出し惜しみをしないこと、
4.予備の電源を充分に準備しておくこと、
上記1~4を満たした上で、余裕があるなら、
5.持たざる者の救済のため、さらなる予備を準備しておくこと、
です。
1.軽くて丈夫、かつ必要な性能(明るさetc.)を有していること
ライトを運用する人、または状況次第なので、必ずしもそうである必要はありませんが、有事における様々な条件をクリアするライトを探すと、タクティカル系ライトに行き着きます。
ダイバーズライトや防爆ライト・ランタンなど、特化した機能や性能を求められる場合は、また違いますが、高い汎用性を備えているという点で、非常時用のライトにはタクティカル系ライトが最良の選択といえます。
アウトドアツールには、軽量性と耐久性が求められます。
しかし、原発が停止して1ヶ月以上電力の供給が滞った、または計画停電で向こう3ヶ月は夜間の電力が停止されるとなった場合、果たしてA・Bを1本ずつ所有しているだけで、まかなえるでしょうか。
答えは、否です。
私が考える有事に備えたフラッシュライトの条件とは、
1.軽くて丈夫、かつ必要な性能(明るさetc.)を有していること、
2.使用目的に合わせて、かつ予備を含めて複数本準備しておくこと、
3.性能に見合った価格に出し惜しみをしないこと、
4.予備の電源を充分に準備しておくこと、
上記1~4を満たした上で、余裕があるなら、
5.持たざる者の救済のため、さらなる予備を準備しておくこと、
です。
1.軽くて丈夫、かつ必要な性能(明るさetc.)を有していること
ライトを運用する人、または状況次第なので、必ずしもそうである必要はありませんが、有事における様々な条件をクリアするライトを探すと、タクティカル系ライトに行き着きます。
ダイバーズライトや防爆ライト・ランタンなど、特化した機能や性能を求められる場合は、また違いますが、高い汎用性を備えているという点で、非常時用のライトにはタクティカル系ライトが最良の選択といえます。
アウトドアツールには、軽量性と耐久性が求められます。
タクティカル系のツールはよりシビアな状況で酷使されますので、とても頑丈です。
また、携行性も重視されますので、頑丈さを損なわない絶妙なバランスで軽く作られていますし、防水(防滴)性も高いのです。
国内メーカーのプラスチック製のボディは軽くて携行性に富んでいますが、衝撃に弱く、落としたり踏んだりするとすぐに壊れてしまいます。
平時ならともかく、非常時の屋外では道具類は意図せずラフに扱われることもしばしばです。
タフな造りでなければ、すぐに燃えないゴミとなってしまいます。
落としたり水を被ったりしたくらいでは壊れないタフさを有するフラッシュライトは、どう逆立ちしても1~2,000円程度のコストでは作れません。
2.使用目的に合わせて、かつ予備を含めて複数本準備しておくこと
昨今のタクティカルライトは、調光機能や配光の調整など1本で何役もこなせる機能を持っていますが、ライトが1本しかないと、そのライトを失くしたときや壊れたとき、行動とともに思考が停止してしまいます。
数パターンの明るさを調節できるライトであっても、非常時にはメインとサブ、予備という具合に一人当たり2~3本程度のライトを準備しておくと良いでしょう。
複数出力のタクティカルライトは便利ですが、構造が複雑になるので不具合が生じる危険性が高くなります。
メインのライトは、シンプルな単出力で明るくて遠方照射ができるライトにします。
サブのライトは、手元の照射に特化して、シンプルな性能・機能にしておくと良いでしょう。
予備のライトは、メインライトと同程度の照射能力+複数出力にしておくと良いでしょう。
たとえば、
メインライトはSUREFIRE 6P
サブは、FENIX LD15R4(2アウトプット)
予備は、FENIX LD20(6アウトプットの多機能で、最大lm値は6Pと同程度)
メインと予備は状況に応じて、スイッチすることも可能です。
どのライトも落としたくらいでは壊れたりしませんが、構造が単純で頑丈なほうが壊れ難いので、上記の参考例の場合、シュアファイア6Pはメインライトかつ、他の2本の予備でもある存在です。
3.性能に見合った価格に出し惜しみをしないこと
フラッシュライトの性能といえば、一番に挙がるのは明るさですが、それ以外にもたくさんあります。
配光、照射距離、調光機能、ランタイム、軽量性・携行性、持ちやすさ、頑丈さ、操作性、等々。
また、携行性も重視されますので、頑丈さを損なわない絶妙なバランスで軽く作られていますし、防水(防滴)性も高いのです。
国内メーカーのプラスチック製のボディは軽くて携行性に富んでいますが、衝撃に弱く、落としたり踏んだりするとすぐに壊れてしまいます。
平時ならともかく、非常時の屋外では道具類は意図せずラフに扱われることもしばしばです。
タフな造りでなければ、すぐに燃えないゴミとなってしまいます。
落としたり水を被ったりしたくらいでは壊れないタフさを有するフラッシュライトは、どう逆立ちしても1~2,000円程度のコストでは作れません。
2.使用目的に合わせて、かつ予備を含めて複数本準備しておくこと
昨今のタクティカルライトは、調光機能や配光の調整など1本で何役もこなせる機能を持っていますが、ライトが1本しかないと、そのライトを失くしたときや壊れたとき、行動とともに思考が停止してしまいます。
数パターンの明るさを調節できるライトであっても、非常時にはメインとサブ、予備という具合に一人当たり2~3本程度のライトを準備しておくと良いでしょう。
複数出力のタクティカルライトは便利ですが、構造が複雑になるので不具合が生じる危険性が高くなります。
メインのライトは、シンプルな単出力で明るくて遠方照射ができるライトにします。
サブのライトは、手元の照射に特化して、シンプルな性能・機能にしておくと良いでしょう。
予備のライトは、メインライトと同程度の照射能力+複数出力にしておくと良いでしょう。
たとえば、
メインライトはSUREFIRE 6P
サブは、FENIX LD15R4(2アウトプット)
予備は、FENIX LD20(6アウトプットの多機能で、最大lm値は6Pと同程度)
メインと予備は状況に応じて、スイッチすることも可能です。
どのライトも落としたくらいでは壊れたりしませんが、構造が単純で頑丈なほうが壊れ難いので、上記の参考例の場合、シュアファイア6Pはメインライトかつ、他の2本の予備でもある存在です。
3.性能に見合った価格に出し惜しみをしないこと
フラッシュライトの性能といえば、一番に挙がるのは明るさですが、それ以外にもたくさんあります。
配光、照射距離、調光機能、ランタイム、軽量性・携行性、持ちやすさ、頑丈さ、操作性、等々。
全てをバランスよく兼ね備えたフラッシュライトとなると、想像がつかない価格になるでしょう。
※二次的なものとして、入手し易さ(本体および予備電源の)もありますが、ライトの性能には直接関係ないので、別項で触れたいと思います。
タクティカル系ライトでもどれか2つか3つくらいは犠牲にしないと、さすがに商売ベースに乗せられません。
それでも搭載している機能が最高クラスものなら、1本数千円~数万円はします。
3万円を超えるクラスのライトとなると、かなり特殊な用途向けになるのでお勧めはしませんが、非常時でも信頼できるフラッシュライトを選ぶなら、1本3~4,000円以上、1万円前後。最高2万円の出費を覚悟してください。
金額の話をすると、イヤらしくなるので好きではないのですが、
参考までに、前項で挙げた例でいうと、
シュアファイア6Pオリジナルは、
実勢価格11,500円
フェニックスLD15R4は、
実勢価格4,000円
フェニックスLD20は、
実勢価格7,500円
合計23,000円となります。
※ネット購入やポイント割引、中古購入等で、価格の調整は可能です。
※二次的なものとして、入手し易さ(本体および予備電源の)もありますが、ライトの性能には直接関係ないので、別項で触れたいと思います。
タクティカル系ライトでもどれか2つか3つくらいは犠牲にしないと、さすがに商売ベースに乗せられません。
それでも搭載している機能が最高クラスものなら、1本数千円~数万円はします。
3万円を超えるクラスのライトとなると、かなり特殊な用途向けになるのでお勧めはしませんが、非常時でも信頼できるフラッシュライトを選ぶなら、1本3~4,000円以上、1万円前後。最高2万円の出費を覚悟してください。
金額の話をすると、イヤらしくなるので好きではないのですが、
参考までに、前項で挙げた例でいうと、
シュアファイア6Pオリジナルは、
実勢価格11,500円
フェニックスLD15R4は、
実勢価格4,000円
フェニックスLD20は、
実勢価格7,500円
合計23,000円となります。
※ネット購入やポイント割引、中古購入等で、価格の調整は可能です。
シュアファイアは、小型軽量性と頑丈さ、配光の美しさ、配光の妙による照射性能と明るさとこれらをバランスよく一つに纏めている点で、最高クラスのフラッシュライトと云えます。
約30年前に発売され、比較的リーズナブルといわれる6Pでも実勢価格は上記の通りです。
最新のLEDタイプになると、2万円以上が当たり前です。
フェニックスLD15は、単3電池1本で125lmという明るさを2h近く保つ事ができます。
LD20は、6アウトプット・最大出力は180lmを誇ります。
懐中電灯なんて、たかだか千数百円と思っている方にはフラッシュライト3本(しかも1人分)で、2万円強という金額に驚かれるでしょう。
確かに安くはない金額です。
特にシュアファイアは別格なので、誰にでもお勧めできるライトではありませんが、非常時に有効な性能と信頼性を備えたフラッシュライトを入手しようと思ったら、これくらいの金額は必要なのです。
懐中電灯なんて、たかだか千数百円と思っている方にはフラッシュライト3本(しかも1人分)で、2万円強という金額に驚かれるでしょう。
確かに安くはない金額です。
特にシュアファイアは別格なので、誰にでもお勧めできるライトではありませんが、非常時に有効な性能と信頼性を備えたフラッシュライトを入手しようと思ったら、これくらいの金額は必要なのです。
メインライトをFENIXの1AA(単3電池1本)ライトに置き換えれば、目が飛び出るほどの金額にはならないはずです。
4.予備の電源を充分に準備しておくこと
自転車用のライトや業務等で、日常的にフラッシュライトを使う場合は、充電式のほうが経済的ですし、便利だと思います。
私も自転車用のサブライトは充電式にしています。
ランニングコストは、電池式に比べると驚くほど安いですね。
しかし、それは充電できる電源があっての話です。
有事用として準備するライトは、一次電池(使い捨て)にしましょう。
フラッシュライトの多くがLED化されており、電球切れの心配はほとんどなくなり、電池の寿命も飛躍的に延びましたが、電池切れはいつか起こります。
特に停電が長く続く(計画停電ということもあります)と、フラッシュライトやLEDランタンに頼る時間が長くなり、電池の消費もうなぎ登りです。
節約する事も大事ですが、暗さを我慢して神経をすり減らしたり、ケガをするくらいなら、半年間は電池の心配をしなくても良いくらい備蓄しておくことです。
余裕があるときに、少しづつ買い足しておけばイザというときにお店に買いに行かなくて済みます。
電池には消費期限がありますので、5~10年で使えなくなります。
しかし、普段からライトを使う生活を心がけて、古い電池から順に消費しておけば、無駄にすることもありません。
さらに自宅にある電池で駆動する家電類の電池をすべて同一規格にしておくと、便利だし無駄が少なくなります。
たとえば、ライトで使えなくなった電池でも消費電力の少ないリモコンや時計などでは充分に使えます。
逆に備蓄電池がなくなったとしても時計やリモコンの電池を転用することも可能になります。
4.予備の電源を充分に準備しておくこと
自転車用のライトや業務等で、日常的にフラッシュライトを使う場合は、充電式のほうが経済的ですし、便利だと思います。
私も自転車用のサブライトは充電式にしています。
ランニングコストは、電池式に比べると驚くほど安いですね。
しかし、それは充電できる電源があっての話です。
有事用として準備するライトは、一次電池(使い捨て)にしましょう。
フラッシュライトの多くがLED化されており、電球切れの心配はほとんどなくなり、電池の寿命も飛躍的に延びましたが、電池切れはいつか起こります。
特に停電が長く続く(計画停電ということもあります)と、フラッシュライトやLEDランタンに頼る時間が長くなり、電池の消費もうなぎ登りです。
節約する事も大事ですが、暗さを我慢して神経をすり減らしたり、ケガをするくらいなら、半年間は電池の心配をしなくても良いくらい備蓄しておくことです。
余裕があるときに、少しづつ買い足しておけばイザというときにお店に買いに行かなくて済みます。
電池には消費期限がありますので、5~10年で使えなくなります。
しかし、普段からライトを使う生活を心がけて、古い電池から順に消費しておけば、無駄にすることもありません。
さらに自宅にある電池で駆動する家電類の電池をすべて同一規格にしておくと、便利だし無駄が少なくなります。
たとえば、ライトで使えなくなった電池でも消費電力の少ないリモコンや時計などでは充分に使えます。
逆に備蓄電池がなくなったとしても時計やリモコンの電池を転用することも可能になります。
最近は、LEDの普及により、AA仕様のライトも増えてきましたが、未だに国内メーカーのライトの規格で一番多いのが単1電池(Dセル)です。
これは、ランタイムを長くする為に容量が多い規格にした為ですが、電池が重いため携帯性が失われます。
単2電池(Cセル)は若干小ぶりですが、携帯の優位性が低いのは単1と同様です。
これは、ランタイムを長くする為に容量が多い規格にした為ですが、電池が重いため携帯性が失われます。
単2電池(Cセル)は若干小ぶりですが、携帯の優位性が低いのは単1と同様です。
単1や単2のライトを普段から鞄に入れて行動しようとは思えないはずです。
では、小さければ良いのかと云うと、
単4電池(AAAセル)は、小型軽量ですが、容量が少ないのでランタイムが短くなってしまいます。単4でランタイムを稼ぐ為には、電池の本数を増やすしかないので、結局携帯性が失われます。
単5電池(Nセル)もAAA同様ランタイムが短い上に、Nセル規格の製品が少なく、電池の市場流通量も少ないので、普段でも入手が困難で、まとめ買いがしにくいので、良い選択とは言えません。
現状で一番良い選択はAAセルです。
その理由は、汎用性の高さ・軽量・安価・充分な容量・入手の容易さ、挙げられます。
AAはフラッシュライト以外の製品で規格が多いため汎用性があります。そのため電池をコンスタントに消費できるので、無駄にせずに済みます。
重量はDセルの1/6と非常に軽いです。
電池単体での電流容量は単1・2に劣りますがが2本単位で使用すれば、ライトのコンバーターの性能にもよりますが、実用的なランタイムを長時間保てるし、何より携帯性に優れています。
また携帯性を無視(4AA以上仕様)すれば、単1並みの長ランタイムも可能です。
電池の単価自体が単1よりも安いので、大量購入しても負担が少なく、かつ保管場所もコンパクトで済みます。
等々、非常にバランスのよい規格なのです。
なお、電池の大きさはライトの明るさとは関係ありません。
アルカリ電池やマンガン電池は、その大きさに関わらず、電圧が1.5Vと決まっています。
電池の大きさが関係するのはランタイムです。
大型電池を使用するライトが明るいのは、明るい電球(LED)を使用しているだけで、電池の大きさは関係ありません。
そして、明るい電球は電流の消費量が高くランタイムが短くなるため、電池を大きくしてランタイムを稼いでいるだけであり、電池が大きいから明るい訳ではないのです。
大型電池を使えば、より明るくてランタイムの長いライトになると考えれば、電池の大きさは明るさに関係しているかも知れません。
明るくて長持ちするライトを求めるなら、電池を大型にするしかない、というのがメーカーの言い分かもしれませんが、ランタイムこそ多少落ちるものの、単3電池2本で単1電池2本のライトと同じくらいの明るさを誇り、かつ軽いライトが存在する以上、メーカーの怠慢であることは否めないと思います。
5.持たざる者の救済のため、さらなる予備を準備しておくこと
これについては、また別の機会にしたいと思います。
単4電池(AAAセル)は、小型軽量ですが、容量が少ないのでランタイムが短くなってしまいます。単4でランタイムを稼ぐ為には、電池の本数を増やすしかないので、結局携帯性が失われます。
単5電池(Nセル)もAAA同様ランタイムが短い上に、Nセル規格の製品が少なく、電池の市場流通量も少ないので、普段でも入手が困難で、まとめ買いがしにくいので、良い選択とは言えません。
現状で一番良い選択はAAセルです。
その理由は、汎用性の高さ・軽量・安価・充分な容量・入手の容易さ、挙げられます。
AAはフラッシュライト以外の製品で規格が多いため汎用性があります。そのため電池をコンスタントに消費できるので、無駄にせずに済みます。
重量はDセルの1/6と非常に軽いです。
電池単体での電流容量は単1・2に劣りますがが2本単位で使用すれば、ライトのコンバーターの性能にもよりますが、実用的なランタイムを長時間保てるし、何より携帯性に優れています。
また携帯性を無視(4AA以上仕様)すれば、単1並みの長ランタイムも可能です。
電池の単価自体が単1よりも安いので、大量購入しても負担が少なく、かつ保管場所もコンパクトで済みます。
等々、非常にバランスのよい規格なのです。
なお、電池の大きさはライトの明るさとは関係ありません。
アルカリ電池やマンガン電池は、その大きさに関わらず、電圧が1.5Vと決まっています。
電池の大きさが関係するのはランタイムです。
大型電池を使用するライトが明るいのは、明るい電球(LED)を使用しているだけで、電池の大きさは関係ありません。
そして、明るい電球は電流の消費量が高くランタイムが短くなるため、電池を大きくしてランタイムを稼いでいるだけであり、電池が大きいから明るい訳ではないのです。
大型電池を使えば、より明るくてランタイムの長いライトになると考えれば、電池の大きさは明るさに関係しているかも知れません。
明るくて長持ちするライトを求めるなら、電池を大型にするしかない、というのがメーカーの言い分かもしれませんが、ランタイムこそ多少落ちるものの、単3電池2本で単1電池2本のライトと同じくらいの明るさを誇り、かつ軽いライトが存在する以上、メーカーの怠慢であることは否めないと思います。
5.持たざる者の救済のため、さらなる予備を準備しておくこと
これについては、また別の機会にしたいと思います。