唐突ですが、靴や自転車のほかに趣味として居合いをかじっております。
日本刀を使って、型や剣術、藁の試し斬りをするのですが、下手の横好きのため、
刀を抜き差しするたびに鞘が削れてしまいます。
先日の稽古で、12年来の相棒の鞘がとうとう逝ってしまいました。
鯉口付近だけではなく、栗形(鞘に付いているポッチ)より下(こじり)のほうまでヒビが入り、大きな隙間ができてしまいました。
こじりの方は割れていませんが、剣術の型稽古で相手の刀を受けたり鞘で撲ったりするので、傷やヘコミが至る所に。
これまでヒビが入っては、接着剤や補修テープ・革紐を巻いて補強したりで騙し騙し使ってきましたが、ここまで欠けてしまっては補強ではどうにもなりません。
そこで、今回は本格的な修繕を試みました。まずは、傷やヒビ周辺の表面をヤスリ掛けします。
表面が綺麗に馴らされたら、欠けがないヒビに木工ボンドを流し込み接着します。
速乾性のボンドでしたが、1時間ほどおいてから木工用の穴埋めパテを隙間に流し込みます。
刃側は欠損がひどかったので、隙間に割り箸をはめ込み接着し、不足部分に穴埋めパテを流し込みます。
しばらく安置して、乾燥させます。
パテは乾燥すると肉痩せして穴の部分が凹むので、あと数回は肉盛りする必要があると思います。