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就職活動向けアイテムの選び方 ネクタイ

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靴・シャツときて、次はネクタイです。
ネクタイで気を付けなくてはいけないのは柄です。
海外では、ネクタイの柄は出自や所属を表すこともあるので注意が必要ですが、
日本においては、そんなに神経質になることもありません。
とはいえ、就職活動やビジネスシーンにおいては、派手な柄や色、個性的な柄は避けたほうが無難です。

個人的な好みもありますが、就職活動にお勧めなネクタイの色と柄をご紹介します。


色・・・濃紺(ネイビー)、濃暗赤(ワインレッド) 
※これらの濃淡で2~3本あると便利)

柄・・・無地、水玉(ピンドット、ドット)、小紋、ストライプ


色に関しては、上記以外でも構いませんが、色数が多すぎたり、目立つ色になると
ネクタイの主張が強くなってしまい、貴方自身をアピールできなくなります。
ネクタイは、身体の中心に位置するアイテムなので、あまり主張が強いと野暮になります。

ネイビーは誠実さを、ワインレッドなどの赤系は積極性をアピールする色です。
あとは内面で勝負すれば良いわけですから、柄や色に凝る必要はありません。
そういう意味で、就職活動にもっとも適したネクタイは、
濃紺無地(左)、もしくは濃暗赤無地(右)
イメージ 1
だと思います。

無地のネクタイは基本にして、上級の着こなしとされています。
柄や色に頼れば、初心者でもそれなりの見栄えになりますが、一寸間違うと大顰蹙を買うこともあります。
無地は味気ない感じを受けるかもしれませんが、スーツの着こなし上級者はみな無地のネクタイの使い方が巧みです。


ドット(水玉)
無地があまりにも味気ないと思うなら、ピンドット(細かい水玉)がお勧めです。
遠目には無地に見えるくらい細かいドットのネクタイが良いでしょう。
精緻に配置されたドットは秩序や整頓を連想させるので、無地に次いでビジネスシーンで好まれる柄です。
ドットは細かければ細かいほど、ドレッシーでクラシックとされます。
ドットの大きさが直径1cmを超えるとカジュアルな雰囲気になるので、注意してください。
濃紺のピンドットタイ(左)、濃紺のドットタイ(右)
イメージ 2


小紋
ドットに次いでビジネスシーンに向いているのは、小紋柄です。
濃紺の小紋タイ(左)、濃赤の小紋タイ(右)
イメージ 3

一定間隔に配置された小紋がドットと同じく秩序と整頓をイメージさせます。
この柄で注意したいのは、柄の持つ意味です。
例えば、格好良いからと紋章のような柄を選ぶととんでもないことになりますから、
日本国内でならともかく、海外の人と会うときは無難な柄にするか、ドット柄が良い
でしょう。就職活動の大学生や新卒の社会人にはちょっと敷居が高いかもしれません。


ストライプ
ストライプ柄は、できればジャケパンに合わせるのが良いと思います。
ストライプ柄、正確にはレジメンタルストライプと云われる柄は、もともとは軍隊での
所属を表す制服の1種で、後にクラブタイ、スクールタイとして定着しました。
海外では、除隊後や卒業後でも出身を表す必要がある場で締めるので、勘違いされやすいのです。
線が太目で2~3色のストライプはどこかしらの所属を表すタイか、それに近い柄で
ある可能性があります。
本稿の最初に日本国内では神経質にならなくても良いとは言いましたが、日本にも外国人がたくさん住んでいます。
長く住んでいる人は、日本人の無頓着さを理解していますが、そうでない人もたくさんいますので、無用の誤解は避けるに如くはないと考えています。

私はストライプのタイは1本しか持っていません。
その1本も海外旅行のお土産で戴いたものなのですが、レジメンタルではなく、変わったデザインなので、主にジャケパンのときに締めています。
イメージ 4



忘れていました。
ネクタイの素材は、シルクに限ります。
最近は秋冬向けにウールタイなどが店頭に並びますが、シルク以外の素材は基本的にカジュアルだと考えて良いでしょう。
就職後、就いた職業や会社の製品次第では、ウールやその他の異素材のネクタイを締める必要があるかもしれませんが、それはそれ。
就職活動ではシルクのネクタイが最適です。
ただし、シルクでもサテンシルクと呼ばれる艶のキツい素材は主に略礼装向けなので、ビジネススーツには不向きです。
二次会・カジュアルパーティ用のサテンシルクのドットタイ
イメージ 5

 

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