週明け、会社主催の展示会が予定されていて、お客様をお迎えしなくては
いけません。
そのため、この週末は展示会で履くための靴をケアしました。
▲ムーンスター ワールドマーチ ビジネスシリーズ
ソール部に仕掛けがあるため、クッションが抜群に良いです。
長時間の歩行や立ち仕事でも疲れにくいので、用途に応じて履いています。
以前も展示会で履きましたが、足の疲労感がまったく違います。
欠点といえば、セメント底で、かつアッパーの表と裏が接着されているので、
本革底の革靴とくらべると格段に蒸れることくらいです。
カジュアル寄りなライトブラウンの外羽根のUチップなのですが、
これは展示会での服装がカジュアルなため、革靴もカジュアルなデザインに
しました。
ロングノーズなのでジャケパンに合わせるなら、充分です。
ただ、デフォルトのままではさすがにチープなので、紐を替えて爪先と踵(外側)
にハイシャインを施して高級感を演出しています。
上2つ画像は、ケア前。
少しでも味を出すべく普段からケアしていますが、ハイシャインが落ち、擦り傷
が入っていますので、今回は化粧を一旦リセットして保革、あらためてハイシャ
インを施します。
今回使うグッズは以下の通り。
汚れ落とし:M.モィブレィのステインリムーバ、
保湿:コロニルのオーガニック・バンブーローション、
保革:コロニルのオーガニック・プロテクト&ケア、
プラスα:コロニルのプレミアムディアマント、
ハイシャイン:M.モゥブレィの油性ワックスです。
〇汚れ落とし
まずはヒモを外して、アッパー全体をステインリムーバで拭います。
このとき、革を擦るのではなく、撫でるように表面の汚れやクリーム・
ワックスを落とします。
▲左足:汚れ落とし済み、右足:未処理
革の表面がマットな感じになったら、以前塗ったクリーム類が落ちきったと
みて良いでしょう。
〇保湿
ステインリムーバで湿った革が乾燥したら、バンブーローションで保湿します。
バンブーローションは汚れ落とし効果もあるので、補色を必要としない靴の
場合、普段はこれと後述のプロテクト&ケアの手入れのみでも構いません。
使い方:靴から20cmほど離してまんべんなく吹き掛け、きれいな布で
靴全体に伸ばします。
▲左足:保湿済み、右足:汚れ落とし済み
〇保革①
▲左足:保革①済み、右足:保湿済み
保湿が終わったら、プロテクト&ケアで保革をします。
このローションは防水効果もあるので、上述のバンブーローションとセットで
出張先に持っていくと、とても便利です。
使い方:バンブーローションとほぼ同じですが、保革②をしない場合、
乾いた後、きれいなウェスで仕上げ拭きをします。
このセットの良い所は、ポンプ式なので室内で使っても内容物を撒き散らす
心配がない(床には落ちるので、新聞紙の上で使ってください)のと、香りが
爽やかなので、部屋の中が溶剤臭くならないところです。
プロテクト&ケアで保革が済んだら、ワックスでハイシャイン、、、ですが、
今回は雨に備えてさらにもうひと手間かけました。
〇保革②
▲左足:保革②済み、右足:保革①済み
コロニルプレミアムディアマント カラーレス
本来、このクリーム1本で保湿・保革・防水ができるという最高レベル
の乳化性クリームの1つですが、今回は敢えてプラスαで使用してみました。
使い方:ペネトレイトブラシで少量(片足:米2~3粒)を手早く塗り、
綺麗な布で拭き上げます。
〇ハイシャイン
▲両足ハイシャイン完了
今回は、あまりハイシャインにはせず、シャイン程度で留めました。
Uチップのようなカジュアル寄りのデザインの場合、あまり光らせるのも
逆に不自然だと思ったので。
画像では、イマイチ判りにくいですが、両足とも自然な光沢で綺麗に
仕上がってくれました。
この靴、とても高機能ですがそんなに価格は高くはありません。
どちらかというとこんなに高機能なのにどうしてここまで安いのか不思議な
のですが、、、。
ただ、良くみるとコストを抑える工夫はそれなりにされているようで、
高級革靴と比べると革質や細部はやはり安っぽいです。
それでもキチンと手入れをして、化粧を施せば、それなりには見えるように
なるものです。
▲ケア前
▲ケア後