今回は革靴のメンテナンスです。
Ⅳ.革靴
基本のメンテは以下の通りです。
①帰宅時に馬毛のブラシでホコリを払う
②靴の中に革靴専用の消臭スプレーをする
③シューツリー(シューキーパー)を入れる
以上です。
日々のメンテはこれで充分です。
ただし、これは以下の定期メンテが充分に施されていれば、という前提があります。
④乳化性クリーム(各色)を少量、靴全体に塗り拡げる
⑤豚毛ブラシでクリームを除去するように靴全体を軽くブラッシングする
⑥柔らかい布で全体を拭き上げる
⑦爪先と踵に油性クリーム(ワックス)を塗る
⑧30分待ち、ストッキングで油性クリームを除去するように軽く磨き上げる
この作業は1~2月に1回で充分です。
コレだけやっておけば、普段の手入れは①~③で充分です。
乳化性クリームは無色一つで全ての色の革を賄えますが、黒い靴は時間を経ると、
シラッちゃけてくるので、黒のクリームで常に補色(染色ではない)すると見た目が綺麗に
保てます。
なお、⑦と⑧はしなくても構いません。
爪先にツヤが欲しい人は、何回も重ね塗りをして、ハイシャインというエナメルのように輝か
せるテクニックもありますが、これをやりすぎると革を傷めてしまうので、きちんと知識を得て
から実践しましょう。
私は、⑦・⑧については、汚れ・傷防止と多少の雨に遭ったときの対策として施しています。
(上質な革の靴にはしていません。革がもったいないので)