自分のブログを見返していて、サラリーマンの通勤に必須なアイテム・鞄(カバン)についてまったく触れていないことに気付きました。
スーツや靴ほど造詣が深くなく、勉強不足ということもあるので、完全に好みでのお話となりますが、お暇ならお付き合い下さい。
カバンは仕事の内容やスタイルによって、千差万別なので、スーツや靴以上に絶対の正解はありませんが、スーツ通勤の事務職や営業職向けのスタンダード(と思われる)カバンを取り上げてみたいと思います。
ブリーフケース(バッグ)
書類カバンと訳されることが多い、ビジネス向けのスタンダードな鞄です。
ブリーフケースという名称はものすごく広範な意味を持つので、ここでは代表的な
鞄の画像を掲載しました。二昔前のお父さん達は、皆この鞄でしたね。
画像の鞄はオークションで落札したもので、使用に問題はないものの、革の状態はひどいもの(表面はキズだらけ・なんかベタついていた)でした。
こちらについては、洗浄・手入れ・補修をするつもりで落札しました。
その様子は逐次ブログにアップしていく予定なので、興味のある方は、乞うご期待。
アタッシェケース
訳すと「大使館員カバン」となるのでしょうが、通常は訳しません(笑)
アタッシェとはフランス語で大使館員、大使館付き駐在武官、書記官という意味らしく、彼らが重要書類を持ち運ぶ際に鍵付きの丈夫なこのカバンを使用していたことから付いた名前のようです。
判りやすい例でいうと、寅さんの鞄です。
寅さんの鞄はトランクケースというべき大きさですが、構造は同じです。
アタッシェケースは、A4~B4大の書類が納められるサイズが一般的です。
日本では、アタッシュと発音されますが、アタッシェが正式な発音です。
お店で見かけたときは、なんと表記されているかを確認すると、お店(および店主)の造詣が深さ(こだわり)が見分けられるかもしれませんね。
ダレスバッグ
別名ドクターズバッグ。
アメリカのダレス特使が愛用していたことで、日本ではダレスバッグという名前が一般的ですが、海外では口金式のブリーフバッグの一種として扱われています。
特徴は口が大きく開くので、書類やモノの出し入れが容易なことです。
往診医がマチ幅が広く、さらに口が大きく開くタイプのカバンを使用していたことから、ドクターズバッグとも呼ばれるようです。
大きめのドクターズバッグは旅行用のボストンバッグにも向いてます。
クラッチバッグ
手持ちカバン。
クラッチとは「(手でしっかりと)持つ」という意味で、文字通り取っ手がないカバンの総称です。
電車通勤が多い日本ではあまり見かけません。
特にいまは片手にスマホが当たり前の時代ですから、地面に置けず常に片手が塞がるクラッチバッグは使い勝手が悪いかもしれません。
日本では、バブル期のセカンドバッグと呼ばれたオッサン(失礼)バッグのイメージが強く、また新聞などの集金人が小脇に抱えているイメージがあるので、ここ10数年あまり人気がありませんでしたが、2013年頃から若い人を中心に画像のような柔らかい革や帆布を使用した大きめのクラッチバッグが見直されているようです。
個人的には、普段使いはしませんが、2泊以上の出張の時はブリーフバッグを持たずに、トロリーバッグの中にA4サイズの書類・ノート・手帳・スマホ等を納められる大きさのクラッチバッグを入れておくこともあります。
他にもパイロットケースなども挙げられますが、重くて嵩張る為、本職のパイロットが業務用で使うくらいしかなく、あまり一般的ではないので、割愛します。
私個人の意見ですが、
スーツに合わせる鞄は、革のみだと思っています。
もちろんスーツでもカジュアルなものや、ジャケットスタイルなら本革の重厚なダレスバッグなどよりも、バリスティックナイロンや帆布のカバンのほうがマッチしていることもあると思いますが、クラシックなウーステッドウールのスーツには、本革の鞄が一番合うと思います。
ナイロンや帆布のカバンは、TPO次第ではありだと思いますが、合成皮革のカバンはちょっとなしだと思っています。
合皮のカバンを買うくらいなら本革の鞄を買おうよ、と思ってしまいます。
合皮のカバンを買うくらいなら本革の鞄を買おうよ、と思ってしまいます。
合皮のカバンは総じて本革の鞄よりも安いですが、安い合皮はメチャクチャ安っぽくて、合皮なのがすぐに判ってしまいます。
かといって、本革に近い質感の合皮のカバンは生産効率が悪いうえに生産時の品質管理が厳しくて、人件費が嵩み、製品価格は本革に迫るほどになってい、安くありません。
それでいて合皮は値段に関係なく劣化するので、本革よりもコストパフォーマンスが悪いのです。
本革も劣化はしますが、これまでこのブログで述べている通り、メンテすれば半永久的に長持ちします。
合皮にメリットはたくさんありますが、スーツという品のある服に合皮のカバンは似つかわしくないというのが持論です。
かといって、本革に近い質感の合皮のカバンは生産効率が悪いうえに生産時の品質管理が厳しくて、人件費が嵩み、製品価格は本革に迫るほどになってい、安くありません。
それでいて合皮は値段に関係なく劣化するので、本革よりもコストパフォーマンスが悪いのです。
本革も劣化はしますが、これまでこのブログで述べている通り、メンテすれば半永久的に長持ちします。
合皮にメリットはたくさんありますが、スーツという品のある服に合皮のカバンは似つかわしくないというのが持論です。